うーーーーん、今日で3日出ないぞお・・・・
毎日快便の人もいれば、うんちくんのように2~3日に1回の人もいますよね。
そこで今回は「そもそも排便は毎日出るものなのか、何日出ないと便秘というのか、便秘について」説明しますね
便秘とは
排便は毎日あるもの、3日に1回しか出ないと便秘などと多くの人は思っているかも知れませんがそうではありません。
- 3日以上排便がない
- 排便感覚が3日以上空いてしまう
- 排便回数が週2回以下
- 毎日排便があっても残便感がある
- 強くいきまないと出ない
- 排便困難や腹部膨満感がある
- 排便感覚が不規則で便が硬い
- 便がウサギの糞のようにコロコロしている
これらのうちひとつでも当てはまると、便秘である可能性があります。
排便回数や排便量には個人差があるので、便秘の定義を明確にするのはとても難しいのです。一般的に、「3日以上排便がなかったり、1週間に2回以下の排便」だと便秘と言われる理由には、各学会の定義が参考になっています。
また、回数に関わらず排便時に苦痛や残便感がありすっきりしないなど、本人が不快や苦痛を感じていることが重要なポイントです。毎日排便がなくても、3日に1回の排便でも、残便感がなくスッキリしていれば便秘とは言わないのです。
「便秘症」とは、便秘のために治療が必要な状態を言います。セルフケアでどうにもならなく、便秘症としての治療が必要な人は、たくさんいます。
各学会で言われている「便秘の定義」
学会名 | 便秘の定義や提唱 |
日本内科学会 | 「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」 |
日本消化器病学会 | 「排便が数日に1回程度に減少し、排便間隔が不規則で便の水分含有量が低下している状態(硬便)を指しますが、明確な定義があるわけではありません。問題となるのは排便困難や腹部膨満感などの症状を伴う便通異常=「便秘症」です。」 |
国際消化器病学会 (RomeⅢ) |
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日本では、国際消化器病学会のRomeⅢの診断基準が、よく使われるようになりました。
便は毎日出るものと思ってしまいがちですが、個人差があるので排便は毎日出なくてもよいのです。3日に1回の排便でも、不快感や残便感などがなければ、それがその人の排便リズムと言えるでしょう。
3日に1回しか便が出なく、いつも長い時間トイレにいる、強くいきまないと出ない、硬い便で肛門が切れてしまう…こんな自覚症状を感じていると、便秘と言えます。
便秘症は病院で治療することができる
便秘ぐらいで病院へ行くの?病院へ行っても良いの?の答えは「Yes」です。
便秘の人は長い間便秘で大変な思いをしても、病院へ行くなんて…と思ってしまう人が多いのです。
安易に市販の下剤の服用をして、気付いたら下剤がないと排便できない体になっていることもあります。
病院では、便秘の種類や原因と症状に合わせた便秘薬が処方され、食事指導や運動指導がされます。
便秘を改善するためには、食事や運動など生活習慣を見直すことが基本です。便秘薬はあくまでも補助的な材料であり、便秘薬なしで排便できる状態にしましょう。
これ以上便秘が続くようであれば病院も行ってみようかな・・・
たかが3日で・・・とも思うかもしれませんが、
これ以上ひどくなる前に一度受診して早いうちから対策するのも
大切ですよ。
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