便秘にはいくつかの種類があり、原因も対処法も異なります。
大きく分けると3つに分かれるので、一緒に確認していきましょう!
便秘の種類は大きく分けて3つ!
機能性便秘 | 胃・小腸・大腸などの消化器官の機能が低下することが原因の便秘。弛緩性便秘・直腸性便秘・痙攣性便秘・一過性便秘がある。 |
器質性便秘 | 病気が原因でなる便秘。腸ねん転・腸閉塞・大腸がん・大腸ポリープ・子宮などの病気により、排便が妨げられて便秘になる。 |
薬剤性便秘 | 薬の副作用が原因で起こる便秘。抗精神病薬・抗うつ剤・パーキンソン病・降圧剤・利尿薬・頻尿薬などの副作用で便秘が見られる。 |
急に便秘になった人は、器質性便秘の可能性がありますが、長年便秘で悩んでいる、慢性便秘だ、という人は機能性便秘なことがほとんどです。
機能性便秘には、弛緩性便秘・直腸性便秘・痙攣性便秘があります。便秘の種類によって原因が異なります。
機能性便秘の種類と特徴
便秘の種類 | 特徴 |
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弛緩性便秘 |
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痙攣性便秘 |
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直腸性便秘 |
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機能性便秘の中で最も多いのが、弛緩性便秘です。
筋力の低下や食物繊維の量が不足しているなど、生活習慣が原因の便秘です。
高齢者や運動不足の人は筋力が低下し、運動量が少ないとぜん動運動が鈍くなります。
痙攣性便秘は、ストレスや疲労で腸がけいれんしてしまい、
便がうまく送り出せなくなる便秘です。
痙攣性便秘と下痢を繰り返す人は、過敏性腸症候群(IBS)の可能性があり、近年増えてきています。
直腸性便秘は、直腸になんらかの問題がある場合や、
便意を日常的に我慢することで便意が起こりにくくなる便秘です。
便は直腸まで下りて来ているのに、便意を感じないのでどんどん便がたまってしまいます。
便秘で腸内に便がたまると、便から水分が吸収されて硬くなっていきます。
硬くなった便は、排便するのが難しくなります。
便秘の人の便は水分が吸収されて硬くなる
通常、便は徐々に水分が吸収されて適度な硬さになって排便されます。
健康な便は水分が70~85%含まれています。
しかし便秘の人は、便が出ないでたまってしまうので、腸内滞在時間が長く、その間どんどん水分が吸収されてしまいます。
腸内に滞在する時間が長ければ長いほど、便から水分がなくなり硬い便になり、排便が困難になります。
便秘の人は、食事のほかに水分を多くとることが大切です。こまめな水分補給を意識して、味噌汁やスープなど食事の中でも水分をとるようにしましょう。
食生活の見直しはもちろん、水分を多くとることを心がける!
水分を多くとることは便秘にいいだけでなく
血液の流れを良くしたり、代謝がよくなったりとメリットばかりです!
いつもよりも気持ち水分をとるように心がけてみることをおすすめします
コメント
[…] 前回の投稿で便秘には大きく分けて3種類あると説明しましたが、 […]