過敏性腸症候群とは
過敏性腸症候群とは、腸に器質的な問題や細菌感染などの異常が認められないのに、
便秘や下痢などの便通異常や腹痛、腹部不快感が長く続く疾患です。
英語名のIrritable Bowel Syndromeを略して「IBS」とも言われています。
過敏性腸症候群には「便秘型」「下痢型」「混合型」「その他」の4つに分かれます。
便秘型には女性が多く、下痢型には男性が目立ちます。
便秘型と混合型は、けいれん性便秘とも呼ばれています。
過敏性腸症候群の原因は、ストレスと言われています。
ストレスが溜まると自律神経が乱れます。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れて、便秘になったり下痢になったりするのです。
真面目で神経質な人や自律神経系が不安定な人がなりやすく、
暴飲暴食・アルコール多量摂取・不摂生な生活・過労などで症状が出るとも言われています。
ストレスが原因となっている場合には薬物治療や心理療法、
生活の乱れが原因の場合には、食生活や生活習慣の見直しが症状の改善へとつながります。
いずれにしても過敏性腸症候群であるかどうか、他の病気がないかどうかなど、一度診察を受けることをおすすめします。
過敏性腸症候群の可能性がある人
- 便秘や下痢、便秘と下痢を交互に繰り返す症状が1ヶ月以上続いている
- 通勤・通学の途中で急にお腹が痛くなる
- 大事な会議の前に突然お腹が痛くなる
- 排便後は腹痛が治まることが多い
- 午前中は腹痛が多いのに午後は腹痛が回復
- 体重の変化はなく食欲も変わらない
- 睡眠時や休みの日には症状が出ない
自分はIBSかも・・・ではなく、まずは病院へ行ってみましょう。
薬や生活改善のためのアドバイスをもらうことで、便秘が解消されるでしょう。
また、便が出ないというストレスからも開放されるかもしれません。
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