乳幼児期だとオムツを穿いているので、子どもの排便回数が目に見えてわかりますよね。
小学生ともなれば、おしっこやうんちは自分で出来る為、乳幼児期のように親が子どもの排便回数を知る機会は少なくなります。
子どもが朝や学校の帰宅後に家でうんちをした様子が無くても、「きっと学校でうんちをしているだろう」と思っている方は多いと思います。
でも、本当にお子さんは学校でうんちをしているのでしょうか?親の知らない間に子どもが便秘になっていることもあります。
子どもが便秘にならないためにも普段から便秘にならないような生活を送り、便秘予防することが大切です。
子どもの便秘の原因別の便秘解消法
- ストレス
- 食物繊維不足
- 水分不足
- 運動不足
- 腸内環境の乱れ
- 生活習慣の乱れ
- 何らかの病気
上記の原因により子どもは便秘になりやすくなるとされ、中でもストレスの影響や食物繊維の不足が原因で、便秘になることが多いと言われます。
今回は水分不足や運動不足が原因で便秘となった際に、試したい便秘の解消方法をご紹介します。
水分不足が原因で起こる便秘の解消法
便の元となる食べ物は体内で消化・吸収を繰り返し液状で腸内に送られます。腸内の食べ物は小腸で80%の水分、大腸で20%の水分を奪われながら固形の便になります。
体が水分不足状態になると、必要以上に水分が腸壁で奪われてしまい、固い便になって排便しにくくなります。
体内の水分を適量に保つことは、健康や便秘予防にとても大切です。
世界的な製薬会社である株式会社MSDのサイトに、幼児や小学生の1日に必要な水分量が記載してありました。
年齢 | 体重1kg当たりの必要水分量 |
---|---|
1歳 | 120~135ml |
2歳 | 115~125ml |
4歳 | 100~110ml |
6歳 | 90~100ml |
10歳 | 70~85ml |
14歳 | 50~60ml |
※(株)MSDのサイトを参考に作成
上の表を参考にすると、4歳で体重16kgのお子さんの場合は、1日に1600~1760mlの水分が必要となります。
一度にたくさんの水分をとるのは難しいですし、過剰摂取は内臓に負担をかけてしまうことや下痢を起こす原因になることもあります。
水分補給は一気にたくさん飲むことを避けて、こまめにとるのが理想です。
1日の必要水分量は飲料だけでなく、食事などで摂取される水分量も含まれるので、水分補給が得意でないお子さんは、毎食時に汁物をとるのがおすすめです。
野菜が多いスープや味噌汁は水分補給もできますし、食物繊維やビタミンなどの栄養も摂れるので積極的にとると良いですよ。
ただし、塩分のとり過ぎにならないよう注意してください。
減塩でも満足する汁物を作る際のポイントは、味噌汁であればしっかりした出汁を取り、出汁の風味を生かし、スープであれば人参や玉ねぎ、セロリなどの香味野菜を使って、野菜のうまみを生かした具だくさんなものにすることです。
子どもの好きなジュースなどの清涼飲料水は糖分が多く含まれているので、水分補給として与えるのはあまり良くありません。
水分は朝に起きた時や入浴時など体の水分が失われるタイミングで、水や麦茶など甘くない飲み物を補給できると良いですね。
運動不足が原因で起こる便秘の解消法
お腹に力を入れると腹圧が上がり大腸が刺激されます。
大腸が刺激されることで腸のぜん動運動が促されて、腸内に溜まっている便が排出されます。そのため、便を出すために腹筋が必要になります。
大人もこどもも運動しないと筋力は衰えてしまいます。
休日や放課後にゲームやテレビなどを見ているだけだと、授業以外で体を動かすことが無くなります。
文部科学省が行った全国体力・運動能力、運動習慣等の調査で、児童の1週間の運動時間に関するものがあります。
1週間の総運動時間が60分未満の子どもは、男子7.6%、女子13.0%で、男子に比べて女子はあまり運動していないことがわかります。
内訳を見ると、男子の方が運動をしており、体育の授業以外で運動をしない女子児童が多いです。
運動をしたくないと思う子どもや運動が苦手な子どもも多いと思います。
私も小学生の頃は、体育も運動も大嫌いでした。マラソン大会は風邪を引くことばかり願っていましたし、プールはお腹が痛いと嘘をついて休んでいたりも。
だから、運動不足と分かっていながらも、運動をしない人の気持ちが凄くよくわかります。
こういった場合は、運動という名目で体を動かすことが難しいので、楽しいと思わせることが有効だと思います。
バドミントンなどのスポーツをゲーム感覚で一緒に遊んだり散歩に出かけるなど、運動を目的にしない方が、苦しくも辛くもなく楽しい気持ちで軽い運動が出来るのでおすすめです。
この間、大型ショッピングモールを3時間ウィンドウショッピングしていただけで、1000歩以上歩いていました。
私の娘は夜眠りにつくまで時間がかかるのですが、たくさん歩いたその日は疲れていたのか、お布団に入ってすぐ寝ました。
運動が苦手な子どもや嫌いな子どもに体を動かしなさい!と言っても、余計に嫌いになったり運動を避けるようになることもありますので、私たち親が工夫して運動する機会を作るようにすると良いですね。
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