今回は痙攣性便秘について説明しますね。
ストレスを抱えている人はこの便秘の可能性が高いです。
痙攣性便秘とは、
ストレスや疲労が原因で大腸が収縮(痙攣)を起こし、
便を少しずつしか出せなくなってしまう便秘です。
ストレスがたまると、自律神経のバランスが崩れます。
腸の動きをコントロールしているのは自律神経なので、
自律神経が乱れると腸のぜん動運動が強くなり、
激しい収縮が起こってしまうのです。
痙攣性便秘はストレス性便秘と言われることもあり、過敏性腸症候群に含まれます。
仕事や人間関係で悩むストレス社会の現代には、過敏性腸症候群が増えています。
痙攣性便秘の原因
- ストレスや疲労によって自律神経が乱れる
- 不規則な生活により自律神経が乱れる
- 自律神経が乱れて腸が痙攣したり、腸の感覚が過敏になる
痙攣性便秘は、ストレスや疲労などによって腸が痙攣します。
便を先に送ろうとすると、痙攣している腸は不規則な運動が起こり、
便をスムーズに送れないことから便秘になってしまうのです。
痙攣性便秘の症状
- 便秘と下痢を繰り返す
- お腹がきりきり痛んだり、お腹が張る
- 突然激しい便意が起こる
- お腹がゴロゴロと鳴る
- 細く短い便やウサギの糞のようにコロコロした便が出る
- 排便後は腹痛が治まる
- トイレに行けない状態でも便意をもよおす
- 排便後に残便感はあるが便は出ない
痙攣性便秘は、ストレスが原因によって起こります。
休日にはストレスを感じなく、これらの症状があまり出ないという人もいます。
お腹の症状の他に、不眠や不安感、頭痛・めまい・肩こり、嘔吐や食欲不振などの症状が起こる人もいます。
痙攣性便秘になりやすい人
- 真面目で神経質の人
- 気が弱い人
- うつ傾向の人
- 不規則な生活を送っている人
- ストレスを発散できない人
真面目で神経質な人、気が弱い人はストレスを溜めこみやすく、自律神経が乱れてしまいます。
また不規則な生活でも、自律神経のバランスが崩れます。
痙攣性便秘でいつもお腹が落ち着かないことが、さらにストレスとなっている人もいます。
痙攣性便秘の改善方法・解消のポイント
- 原因となっているストレスを解消する
- 睡眠をしっかりとって疲労を回復する
- リラックスする時間を作る
- 深呼吸する
- 休日に趣味を楽しむ
- ゆっくりお風呂につかる
- 運動をして汗を流す
- 音楽を聴いてリラックスする
痙攣性便秘の場合には、原因となっているストレスが解消されなければ、便秘も改善されません。
原因となるストレスが分かっていても、どうにもならないこともあります。
ストレスをためこみ過ぎないように、ストレスを感じたらなるべく解消するように心がけましょう。
外に出かけてストレス発散できるという人もいれば、外に出るとストレスになるという人もいます。
家でゆっくり音楽を聴いて読書をする、アロマをつける、とにかく寝るなど、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
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